元銀行員の貯金法①~先取貯金

銀行員時代

前回の自己紹介の記事において、私の現在の状況を紹介しました。

世帯年収:900~1000万円くらい

②資産状況

・現金:24.1百万円(米ドル10百万円)

投資信託:1.7百万円(Wealth Navi1.2百万円、積立NISA0.5百万円)

確定拠出年金:1.1百万円

・合計:27百万円

こんな風に書くと、年収が高いから蓄財できていると言われてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。

銀行員として社会人生活をスタートしましたが、初任給は20万円くらいだったと記憶してます。その後の昇給スピードは他業界対比早いかもしれませんが、ボーナスがものすごく高い訳でもありません。30歳になって、ようやく手取りで40万円くらいだったと記憶しております。(額面が高くても、税金でガッポリ抜かれてしまいます)

ただ、銀行員は福利厚生が充実していたと思います。特に独身寮は格安で住むことができましたので、貯金はしやすい環境だったかもしれません。

過去は銀行と言えば、高給取りの代名詞だったという話も聞いたことがありますが、今はそんなことありません。大手商社には足元にも及びません。

どのように貯金していたのか

初任給は20万円、手取りは18万円くらいだったでしょうか。そこから寮代・電気代等が抜かれて、15~16万円くらい。。。今思うとよく生活できてたな。。。

しかも、銀行員は結構飲み会が多かったです。古い職場なので、飲みにケーションで如何に上司に好かれるかが重要で、人事評価にも大きく影響するものでした。個人的にも誘われた飲み会は必ず行くようにしてました。

それでも、1年目から年間100万円貯金を目指してやっていました。ボーナスはほぼ全額貯金するとしても、1年目から毎月3~4万円は貯金が必要でした。

このころから取り組んでいた方法は、先取貯金です。

何かで調べたわけでもなく、「口座にお金が入っていると使ってしまうから」という理由で、毎月給料が入ったら、決まった金額を給与口座とは別の銀行の口座にすぐに移していました。その後クレジットの支払いが来て、銀行口座には数千円しか入っておらず、飲み会の支払いで率先してカードを切って現金回収する、という火の車状態の頃もありましたが。。。

このように、毎月の支出を自然に無理なく抑えることができていました。口座に余分なお金が入っている状態で我慢するのと、口座にお金がない状態で我慢するのとどちらが楽でしょうか?私は、口座にお金が無いほうがスパッと諦められました。

また、別の銀行に資金を移したとしても、普通預金に入れておいたらあまり意味がありません。ある程度の拘束性を持たせるために、私は定期預金に入れておきました。

私はこのころからSBI銀行を使っています。金利は大体0.2%とかでしたが、普通の銀行よりはかなり高かったと思います。ただ、どちらかというと金利を目的に定期預金にしていたというよりかは、解約して普通預金口座に移してから引き出し、というステップをとることになりますので、めんどくさく、抑止力になります。

こんな感じで、自然と貯金にお金が回り、1年目から100万円の貯金を達成しました。社会人一年目は何かと出費がかさみますが、これだけ無理なく貯金できたのも、先取貯金をしていたことが大きかったと思います。

私は銀行員6年目で結婚しましたが、この時期で600~700万円の貯金となっていました。一部外貨預金を持っていましたが、9割超が「円定期預金」というポートフォリオ。今思うとこの時から積立投資やっておけばよかったな、と思う今日この頃です。

この先取貯金の習慣は、今でも続いています。給与口座は毎月給料前には数千円しか残ってません。

「めんどくさい」と思われる方も多いかもしれませんが、着実に蓄財していくために、一番大事な方法だと思いますので、第一回の蓄財法として紹介させていただきました。ありきたりですが、「塵も積もれば山となる」です。複利効果を効かせるために、早い段階で貯めていったほうが、将来の資産の伸びも大きくなります。

ぜひ試してみてください。